Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





「なんで、私まで警察に捕まらなくちゃならないのっ!?」


慌てて振り返った暁さんに


「……お前さ、自分がどんだけ犯罪犯してるのかホントに分かってねぇの?」


「犯罪…?」


鋭い視線で睨む葵さん。


「学校からマリアちゃんを連れ出して、自分とこのチームの溜まり場に拉致監禁。野郎共に指示して、ヤク漬けした後に風俗に売り飛ばそうとしたんだろ? 彼女にはかなりの暴行をされた痕跡もあるし、この部屋に入ってきた時の光景を見たら、少なくとも逮捕監禁致死傷罪は間違いなく適用されるだろ」


「……っ……」


その言葉を黙って聞いていた魁さんが、拳を強く握り締めたのが見えて。


「サツに感謝しろよな」


「なんで、感謝なんてっ……」


葵さんの言葉に反論しようとした暁さんの言葉を


「───サツが関与しなけりゃ、俺がテメェを殺ってる」


冷たい声が遮った。