「なんで、私まで警察に捕まらなくちゃならないのっ!?」
慌てて振り返った暁さんに
「……お前さ、自分がどんだけ犯罪犯してるのかホントに分かってねぇの?」
「犯罪…?」
鋭い視線で睨む葵さん。
「学校からマリアちゃんを連れ出して、自分とこのチームの溜まり場に拉致監禁。野郎共に指示して、ヤク漬けした後に風俗に売り飛ばそうとしたんだろ? 彼女にはかなりの暴行をされた痕跡もあるし、この部屋に入ってきた時の光景を見たら、少なくとも逮捕監禁致死傷罪は間違いなく適用されるだろ」
「……っ……」
その言葉を黙って聞いていた魁さんが、拳を強く握り締めたのが見えて。
「サツに感謝しろよな」
「なんで、感謝なんてっ……」
葵さんの言葉に反論しようとした暁さんの言葉を
「───サツが関与しなけりゃ、俺がテメェを殺ってる」
冷たい声が遮った。


