Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





暁さんのお父さんの会社が、もう無くなったって……

どういうこと!?


「無くなったですって…? あんたこそ冗談言ってんじゃないわよっ! ウチみたいな一流企業が、そんな簡単に消えるわけないじゃないっ!!」


怒りを露にして蓮さんを睨みつけた暁さん。


「一流企業だ? 笑わせるな。麻薬の密売と人身売買。表の顔に隠れてヤクザ顔負けの商売している会社が、一流企業だって言うのかよ」


それを鼻で笑った蓮さんは


「な、なんでっ……」


「そんなことまで知ってるのかって?」


彼女の言葉に、にやりと口端を引き上げると


「てめぇが、絶対に犯しちゃならねぇタブーを犯したからだよ」


「タブー?」


「マリア・ウィンザーに手を出したこと」


「……っ!!」


「あいつに手ぇ出さなきゃ、暁商事の裏まで徹底的に調べ上げることもなかったんだ。会社が潰れることもなかったし、てめぇんとこの親父が捕まることもなかったのに。なぁ、魁」


魁さんに同意を求めた。