Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



「ぎゃっ……」


思わず叫びそうになった口を、両手で押さえる。


───び、びっくりした!


何で、こんなところに魁さんが居るの!?

驚いて固まる私を、不思議そうに見ていた魁さんだけど……


「おい! 大丈夫か!?」


ぺたりと座り込んでしまった私に、慌てて手を差し伸べてくれる。


「びっくりして、足が縺れちゃいました。あはは……」


驚いて足が縺れるなんて恥ずかしすぎる。

ばっくんばっくんと、有り得ないくらい激しく脈打つ心臓の音が体全体に響いていて。

魁さんに握られた手から、振動が伝わってしまうんじゃないかと本気で心配になる。


「驚かせて、悪かった」


「あ、ありがとうございます。私が、勝手に驚いただけなんで……」


謝りながら手を引いてくれる魁さんに、お礼を言いながら立ち上がると


「───で、何やってたんだ?」


もう一度、同じ質問が返ってきた。