Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



「……あ?」


「……は?」


蓮さんも葵さんも、なに言ってるんだ、コイツ?って顔をして暁さんを睨んでいるけれど……


「……………………」


魁さんの反応だけは違った。

普段ポーカーフェイスの整った顔は、何でそのことを知っているんだ?とでも言うように、私を見たまま無言で固まっていて。

そんな表情を見てしまったら


……あぁ。

暁さんの言っていたことは本当のことで。

そして、そのことは魁さんも既に知っているのだと、わかってしまった。


───私、本当に赤ちゃんを産めない体なんだ……



じゃあ、私は。

さっき暁さんが言っていたように、魁さんの婚約者でいる資格がないのかもしれない。


今まで想像もしなかった事実に、心にぽっかりと穴が開いたような気がした。