Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





「ぐっ……」


呻き声が聞こえた後、鎖と一緒にゴトリと重いモノが落ちる音がして。

息苦しかった喉が楽になったと思ったら


「てめぇは、いつまでマリアの上に乗ってやがる」


怒気を孕んだ低い声が頭上に落ちてきて


「がはっ!」


視線を上げた途端、魁さんの回し蹴りで男が吹っ飛ぶのが見えた。


……え?

魁さん、いつの間にここまで来たの?

状況がまるで分かっていない私の目の前で


「ひっ、結城っ……」


魁さんが次にロックオンしたのは大男で。

情けない声を上げて仰け反ったところに、重い拳が顔面にめり込んだ。