「よくもまぁ、ここまでやってくれたよなぁ。手こずらせやがって」
そう言って倒れ込んで呻く男達を見回すと、憎々しげに言葉を吐き出した。
「散々楽しんでからヤク漬けにしてやろうかと思ってたが……これじゃあ楽しむどころか、気ィ抜いたらこっちが先にヤられちまう」
てめぇも、それを狙ってるんだろ?と、髪の毛を持つ手に力を込めて睨まれる。
「…………い、っ……」
痛いっ!
その手を離せ、ばかやろうっ!
心の中で文句を言って、目の前の大男を睨み返す。
……そりゃあ、誰だってそう思うでしょ!?
薬漬けにしてから風俗に売り飛ばしてやる、と宣言されていて逃げようとしないやつがどこにいるんだ。
例え骨が折れていようと、隙があれば絶対に逃げ出してやる!


