「呼びになんて、行かせない」
引き攣った表情でこっちを見てくる男にそう告げれば
「ひぃっ!」
またしても大袈裟に怖がって悲鳴を上げる。
……失礼な!
私は、オバケじゃない。
内心、男の反応に凹みながら一歩近づくと、それに合わせて一歩距離をとる男達。
この距離間をなんとか縮めないと。
「……………………」
じりじりと近づきながら、どうやって男達の足止めをしようかと考える。
はっきり言って、この位置は不利だ。
男達の後ろに扉があるということは、四人が向かってきている間に一人が確実にこの部屋から出て行かれるのだから。
それだけは、なんとしてでも阻止しなくては。
けれど、私と同じことを考えていたらしい仲間の一人が
「俺達が相手をしてる間に、早く行けっ!」
叫びながら、転がっていた金属バットを拾って向かってくる。


