「っっ……ぐっ……」 持っていた金属バットをゴトリと落として、苦しそうに崩れ落ちていく男を見ながら倒した人数を確認する。 ───これで、残りはあと五人。 次はどこから襲い掛かってくるのかと視線を流せば 「ひぃっ……」 「何でこんなに強ぇんだよ、このアマ」 「話と全然違うじゃねぇか!」 今まで次々と向かってきていた男達が、たじろいで動きを止めた。 「……………………」 ひぃっ、って…… まるで、オバケでも見ているかのように怖がるのはやめてほしい。 相手しろって言ったのは、そっちなのに!