Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



苦虫を噛み潰したような顔をするアル君に


「アル君も暇なんだから、こっちのボード作るの手伝ってよ」


「何で俺が……」


「マリアちゃんが目を覚ます前に作らなきゃ、意味無いでしょ? コレ」


ホワイトボードとマーカーペンの束を押し付ける。


「ここに“Welcome マリアちゃん”って書いてね」


「……………………」


普段ならば絶対にしないであろう事も、マリアちゃんの為ならば嫌とは言わないアル君。

その事を知っている俺は、無言のアル君を無視して花束に付けるリボンを作り始めた。


そして、二人で作り始めること20分。

なかなかイイ感じに仕上がったそれを見て、満足気に頷く俺とアル君は、マリアちゃんが目覚める前に、と急いで部屋に向かって設置してきたのだった。



───で。それからず~っと眠り姫の目覚めを待っているんだけど……

未だ、目を覚まさないマリアちゃん。