Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





「下にいるから、終わったら呼びに来て」


「了~解~。けど、何時になるかわからないぜぇ? なんせ、ガイジン相手なんて初めてだからよぉ。アイツらもヤる気満々だし?」


「別に、何時になっても構わないわ。あの女がボロボロになった姿が見れるなら……ふふっ」


途中、男と会話を交わしながら扉の前で足を止めた暁さんは、一度振り向いてこっちを見ると


「バイバイ」


満足気に手を振って、扉の向こうへと姿を消した。

そして、部屋に残ったのは、10人の男達と私だけ。


「……………………」


えーっと……

今までの会話を纏めると


───私、リンチされた後に薬漬けにされて、風俗に売り飛ばされるから魁さんの婚約者でいられなくなるってこと!?


どうやら、私が考えていた以上にピンチな状況らしい。