Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





『それは、内緒』


「どこにいるのよっ!!」


男の返事に怒りだすと、周囲を気にせず金切り声をあげる女。

だが、その声も大音量の音に掻き消されて、気にする者は誰もいなかった。


『も~、ムキにならないでよ。そんなに心配しなくても、俺その店にいないから』


その反応すら愉快気に笑う男は


「じゃあ……」


『別に、俺がどこにいたっていいじゃん。それより、俺の警告ちゃんと聞いてた?』


同じ質問を繰り返す女に、苛立ちを露にしてくる。


「…………聞いてるわよ。別に、あの女を一人で放置してるわけじゃないし。今頃は男達とお楽しみ中だから、終わるまでヒマなの!」


『お楽しみ中ねぇ……』


「なによ」


『それって、男達にレイプさせてるってこと?』