確かに、魁君の行動は褒められたものではないけれど。
あの時イギリスに行ってなかったら、今、ここにマリアちゃんは居なかったはずだから。
何故か、お姫様の他にも余計すぎるおまけがついて来ちゃったけど……まぁ、彼らは直ぐに帰るだろうし結果オーライってことで。
響君のお説教が終わったところで、再び話し始めたマークさんと兄貴。
紅茶を飲んでいる魁君を見ながら、口に放り込んだスコーンを咀嚼していれば
「マークが、日本で年越しするなんて初めてじゃないか?」
「あぁ、初めてだな」
「周防さんは、今、北海道なんだろう? いつこっちに戻って来るんだい?」
「予定では、今日のはずだったんだが……」
「あっちは大雪で、欠航が続いているからね。まぁ、周防さんが帰って来るまでゆっくりしていくといいよ」
「あぁ、助かる」
二人のとんでもない会話が、耳に飛び込んできた。


