Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



確かに、魁君の行動は褒められたものではないけれど。

あの時イギリスに行ってなかったら、今、ここにマリアちゃんは居なかったはずだから。

何故か、お姫様の他にも余計すぎるおまけがついて来ちゃったけど……まぁ、彼らは直ぐに帰るだろうし結果オーライってことで。


響君のお説教が終わったところで、再び話し始めたマークさんと兄貴。

紅茶を飲んでいる魁君を見ながら、口に放り込んだスコーンを咀嚼していれば


「マークが、日本で年越しするなんて初めてじゃないか?」


「あぁ、初めてだな」


「周防さんは、今、北海道なんだろう? いつこっちに戻って来るんだい?」


「予定では、今日のはずだったんだが……」


「あっちは大雪で、欠航が続いているからね。まぁ、周防さんが帰って来るまでゆっくりしていくといいよ」


「あぁ、助かる」


二人のとんでもない会話が、耳に飛び込んできた。