Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





何も答えられずに呆然と突っ立っている私に


「ねぇ、どうしてあの日来なかったの?」


不思議そうに尋ねてくる暁さんは


「私、あなたに言ったわよね? 来なかったら、あなたの秘密をネットにばら撒くって」


にこりと笑って、あの時と同じ言葉を口にする。


「来なかったってことは、それでもいいって思ってるわけ?」


その口調は、まるで親しい友達と楽しく会話を交わすようなものなのに、可愛らしい笑顔で恐ろしい台詞を吐き出す彼女が尚怖い。


私の秘密……

彼女の言っているその秘密が何なのかは分からないけれど。

暁さん曰く、魁さんの婚約者じゃいられなくなるほどのものだという。


それでも、素直に正体をバラすことなんてできない私は


「……な、んの、ことですか?」


強張っているであろう顔のまま、白を切り通す。