Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】




「……は、い?」


一瞬何を言われたのか理解できなくて、彼女の瞳を見つめ返す。


「だから、拡散された写真はあなたと御堂葵のものだけだったけど、すぐ近くには土屋さんと滝沢蓮も一緒にいたじゃない。どうしてそれを、あの人達に言わなかったのかって聞いてるの」


───何で……


「何で、それを……」


「知ってるのかって? それはね、あの場に私の知り合いも居合わせてて、四人一緒に写ってる写メを送ってもらったからよ」


ほら、と言って目の前に差し出されたスマホには、私と葵さん、綾ちゃんと蓮さんの四人が、一緒に仲良さ気に歩いている画像が映し出されていた。


「……そう、ですか」


「最初から二人だけじゃなかったって言ってれば、あそこまで詰め寄られることはなかったんじゃないの?」


「それ、は……」


どう答えようかと考えを巡らせていた私に


「それとも……」


一度言葉を区切った暁さんは


「結城さんだけじゃ物足りなくて、御堂葵にまで手を出すつもりだったわけ?」


冷ややかに私を見下ろして口の端を歪めた。