「……は、い?」
一瞬何を言われたのか理解できなくて、彼女の瞳を見つめ返す。
「だから、拡散された写真はあなたと御堂葵のものだけだったけど、すぐ近くには土屋さんと滝沢蓮も一緒にいたじゃない。どうしてそれを、あの人達に言わなかったのかって聞いてるの」
───何で……
「何で、それを……」
「知ってるのかって? それはね、あの場に私の知り合いも居合わせてて、四人一緒に写ってる写メを送ってもらったからよ」
ほら、と言って目の前に差し出されたスマホには、私と葵さん、綾ちゃんと蓮さんの四人が、一緒に仲良さ気に歩いている画像が映し出されていた。
「……そう、ですか」
「最初から二人だけじゃなかったって言ってれば、あそこまで詰め寄られることはなかったんじゃないの?」
「それ、は……」
どう答えようかと考えを巡らせていた私に
「それとも……」
一度言葉を区切った暁さんは
「結城さんだけじゃ物足りなくて、御堂葵にまで手を出すつもりだったわけ?」
冷ややかに私を見下ろして口の端を歪めた。


