Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】






射抜くようなその鋭い眼差しに、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。


「……な、んでしょう、か」


更に喉はカラカラで。

やっとのことで絞り出した声は、擦れて上手く喋れなかった。

あぁ、私のバカ。

何で、私もすぐに教室を出なかったんだろう。

今更後悔したって遅いけれど。



「どうして……」


吐く息が白くなるほど寒い教室にいるのに、汗が吹き出そうになる私を気にすることなく、会話を続ける暁さんは


「どうしてあの人達に、あの場所にいたのは二人だけじゃなかったって言わなかったの?」


意外な言葉を口にした。