Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



その彼女は、何を思ったのか


「周防さんも、そう思うでしょ?」


笑顔のまま、私に向かって意見を求めてくる。


「……え?」


荒井さんたちと暁さんとの遣り取りで蚊帳の外にいた私は、一瞬反応が遅れてしまったのだけれど……


───この状況で、それを私に聞くの!?


確かに荒井さんたちは、人に物事を尋ねる時の態度ではないと思うよ?

でも、この状況で「はい、そうですね」なんて素直に頷いたら、明日からの学校生活に支障を来すことくらい私にだって分かる。


「こんな態度で言われたら、あなただって答えたくもなくなるわよねぇ?」


なのに、固まる私を一切気にしていない様子の暁さんは尚も言葉を続けてくる。


「そうなの? 周防さん」


「いや、あの……」


……あれ?

さっき荒井さん達に囲まれていた時よりも、更に追い詰められているように感じるのは私の気のせいだろうか……。