「それに、趣味が悪いのはあなた達の方でしょ? 放課後に人が寄り付かない教室に周防さんを連れ込んで、寄ってたかってイジメてるなんて」
「なっ!!」
「イジメてなんて、いないわよっ!!」
「変な言い掛かりはやめてくれる!?」
「そうよ! 私たちは、周防さんに聞きたいことがあって来ただけなんだからっ!!」
言われた言葉にムキになって言い返す荒井さん達だったけれど……
「あら、違うの? 私は、てっきりイジメてるのかと思ったわ。先生の名前を使ってまで周防さんを呼び出したり、ドアの鍵まで閉めてすぐに逃げられないようにしたり。それって、間違っても人に物事を尋ねる態度じゃないわよねぇ?」
「「「「……っ!!」」」」
にこりと、かわいらしい笑みを浮かべながら毒を吐く暁さんを前に撃沈した。
あの荒井さん達を、事も無げに黙らせることが出来るなんて……
「……………………」
やっぱり、暁さんは怖い。


