Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



「げっ!! もう来た……」


嘘でしょ!?

いくら家が隣だからって、来るの早過ぎじゃない!?


「『げっ!!』ってなんだよ、『げっ!!』って。この俺様が、直々に迎えに来てやったってのに」


「誰も迎えに来いなんて、頼んでないわよ。それに、何勝手に人の家に上がりこんでるのよ?」


なんでコイツは、いつも偉そうなんだ。


「誰が勝手に、人様の家に上がり込むかっつーの。裏の門を潜ったら、お前のかーちゃんが『綾なら自分の部屋にいるから、上がって?』って言うから来たんだよ!」


お母さんの声色を真似て、此処まで来た経緯を説明する蓮だけど……

気色悪っ!!

ヘタクソなモノマネを見せられて、マリアが固まっちゃってるじゃないの。

もちろん、そんなことにはまったく気づかないこの男は


「それに、てめぇを迎えに来たんじゃねぇし」


そう言って、ぎろりとマリアを睨みつけると


「なんで、てめぇは連絡も入れずにうろちょろしてんだよ!!」


うるさく吼えた。