Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



『マジで、一緒にいるんだな!?』


それでも、しつこいくらいに確認してくる蓮。


「だから、そうだって言ってるでしょ! なにを、そんなに慌ててるのよ!?」


訳が分からなくて、思わず語尾が強くなる。


『周防マリアに連絡がつかないって、こっちで大騒ぎになってんだよ!!』


「は?」


連絡がつかないから、大騒ぎになってる?

学校から家に連れて来て、まだ二時間くらいしか経ってないのに……何で?

小学生じゃあるまいし、大騒ぎする意味が分からなくて首を傾げていれば


『とにかく、今すぐ周防マリアに代われ!!』


「わ、分かったわよ!」


その声に鬼気迫るものを感じて、目の前にいるマリアにスマホを差し出した。


「え、私……?」


当然、差し出されたスマホの意味が分からずに、きょとんとしていたマリアだったけど。


「なんだか知らないけど、マリアに連絡がつかないから大騒ぎになってるんだって」


「連絡? 大騒ぎ……大騒ぎっ!?」


私の言葉を聞いた途端に、見る見る青褪めていく顔色。