「やばいな…」


真琴が風呂に入っている間、海の頭にぽわんと先程の光景が浮かぶ。

何も知らずに首を傾げる真琴。

気付いて顔を真っ赤にする真琴。


「可愛い過ぎる〜…」


そんな海の苦悩も知らず、真琴が出てきた。


「お風呂出た…って何してんの?」


リビングをうろうろする海を、真琴が怪訝そうに見る。


「いや、な、何でもない。それよりご飯作るよ」