次の日の放課後



私は、二人きりが嫌で、あの場所には行かない事にした。



だって、何もしないとは、言い切れない。



今は、ちょうど部活が終わった頃。



ほとんどの人達が下校中。


めんどくさいし、行かなくていいよね。



あいつも…待っててくれてないだろうし。



自分だけ部活をサボれればそれでいいって感じだもんね。



「七海ー!早く帰ろー!」


「あっ、うんっ!」



私は、由衣と一緒に下校した。



ちょっと後ろを振り返った。



別に…気になってる訳じゃなくて…



けど、なんかモヤモヤする。



途中まで帰って来たのに、学校には、もう戻りたくない。



けど、足が勝手に走り出した。



「あーーっ!あいつのバカーっ!ごめん、由衣!忘れ物したから学校戻ってくる!」


「え、ちょっ、ちょっとー!七海ー!」