もう一度私に




次の日の学校の日、私は由衣に謝った。



「ごめんねっ!!先に行っちゃって・・・」



「何か、忘れ物でもしたの?」



「い、いやぁ・・・」



何故か由衣に言い出しにくかった。。



昨日は、妹さんの誕生日プレゼント選び、別にデートとかそんなわけではないのに・・・




結局プレゼントは、うさぎのぬいぐるみになった。




そのあとカフェでお茶して、妹さんの事を聞かせてもらった。




まだ幼くて、可愛いみたい。




それを由衣に何故か言い出せなくて、お母さんに呼び出されたと嘘をついてしまった。




けど、あいつといたときは、すごく楽しくて、時間が短く感じられた。



何故だろう?


あいつといると、胸の辺りがドキドキうるさくて…


私があいつに恋してるみたいじゃん。



あんなやつ…だいっきらいなのに。



なのに…



授業が始まっても、集中出来ずにあいつの背中を眺めていた。



「七海?どうしたの?」



いつの間にか眠っていた。



「あれ?今なんの時間?」



「放課後だよ!部活は?」



「あー、ごめん由衣、今日は休むね。」



「え、七海が休むなんて珍しいじゃん!?」


「ちょっと…用事があって…」


「ん、わかった、先生に伝えておくね。」


「ありがと。」


少しでも早く…あいつのところに行きたかった。


何故か分からないけど、会いたい。


私、どうしちゃったんだろう