野口くんに手を引かれるまま



やって来たのは


さっきまで華といた

屋上だった




…あたしの息は切れ切れだけど


まったく

息が切れてる様子のない野口くんを



さすがバスケ部だなぁ…


って見つめていると






「ちょ、……


そんな見つめんな




……………照れる」