そんな乙女の恋心**.






そう言って

深くお辞儀するあたしを見て



少しだけ

驚いた顔を見せた彼は



フッと優しく笑った





「…どういたしまして



痛いところは?

ケガとかなかった?」




あたしのことを心配してくれる

彼の優しさに






「……大丈夫だよ

………ありがと」






また胸が

キュンと音をたてた