そんな乙女の恋心**.






そう笑った彼が

数歩歩いた先であたしを振り返ってて




「…う、うん……っ!」





つられて笑顔になったあたしが

野口くんの隣に並ぶのを合図に



二人で


駅に向かって歩き出した