「大丈夫だ。もし、名前を変えたとしても俺たちは小梅と呼ぶからな」
何も言ってないのに。
あた…私顔に出てたかな?
「もう夜更けだ。寝るとするか。」
と、言いながら別々のベッドへと入る。
昨日は疲れて気づかなかったが、寒い…!
私は寒いのが苦手だ。
「どうした?」
ブルブル震えていたのが分かったのか土方さんが布団から起き上がった。
…心配かけたくない。
「なんでもないです」
と言ったまま寝ようとする。
すると、後ろでごそごそと音がしたと思うと布団がめくられた。
「!?」
土方さんが私の布団に潜り込んでこようと…!
「何してるんですか!」
「何って寒いんだろ?」
そうですけれでも!
「悪いが暖めるものがないからな。俺で我慢してくれ。」
これはただの変態行為なのか。
それとも優しさなのか。
固まって動けないでいると、私と土方さんの背中がくっつく。
「なんか言いたいこととかあるならちゃんと言えよ。」
それは優しさなのか。嫌味だと心の端で少し思ってしまっているのはただの照れ隠しかもしれない。
「ありがとうございます…」
と、聞こえるか聞こえないかというくらいの小さい声でお礼を言った。
「おう」
私は背中に暖かさを感じながら夢の中へと落ちていった。
