廊下をるんるんで歩く。やっと刀が握れるんだ。夢にまで見た刀…!
そうしている間に土方さんの部屋に着いた。
「本当に男装して大丈夫なのか?」
襖をすっと閉めた土方さんが口を開く。
「はい!あたし、これでも軽い気持ちでやりたいって言ったわけじゃないです」
数日だったけどここにいる人たちはみんないい人だ。
守りたいって思った。歴史を変えることになるとしても。
「そうか。じゃあいい。」
とりあえず寝る準備をするぞ、とあたしたちは寝る準備を始めた。
いつもベッドに寝てたから布団を敷くのとか貴重だな。これからもしばらく敷くことになるんだろう。
「それと、小梅。お前あたしって言うのやめろ」
「?」
準備が終わって布団の上に座っているとそう声をかけられた。
そうか、あたしって言い方女っぽいもんな。
「じゃあ、私…?」
「ん。それなら大丈夫だろう。あと名前だが、今はまだ変えなくても大丈夫だな」
名前も変えることになるかもしれないのか。小梅とか女の名前だから仕方がないか。
それでも自分の名前を気に入っていたぶん、変えるのがおしい。
