ばっと3人同時に後ろを振り向く。
「小梅…いつから居た?」
「え?あたしに剣を握らせたいって近藤さんが言ってた辺りからですけど…」
首を傾げる小梅。
「トシ、総司。気付いていたか?」
俺と総司は首を横に振る。やっぱりこいつ、剣の才がある。もしかしたら俺とも互角か?
「そう言えば、さっきの話なんですけど、皆さんが許してくれるのなら剣を握らせてもらいたいです」
「でも、女じゃねぇか」
女に剣を握らせるのは難しい。
「じゃあ、あたしが男になればいいんですよ。」
はっとした。そうか、男装という手があったんだ。
「あたし、どっちかと言うとクール系の顔立ちだし、大丈夫だと思うんですけど…」
俺とかっちゃんと総司の3人はまじまじと小梅の顔を凝視する。
確かにクールで俺好みの…ごほん!
クールな顔立ちで長めの髪もひとつにまとめて結えば男前になりそうだ。
…身長は考えないことにするとしよう。
「でも、本当にいいのかい?」
近藤さんは小梅に問う。
「はい。」
「じゃあ、明日みんなに説明するとしよう。男装はトシに任せる。」
「は!?俺じゃな「ありがとうございます!!」」
俺の訴えはキラキラとした小梅の大声によって遮られた。
なんだか、憂鬱だ。
