「着物決めましたー!!」
たくさんあって迷ったものの、あたしはオレンジ色の着物を選び、土方さんとお吉さんの元へと戻っていった。
「あら、みんな色が被らなくて良かったわね」
と言うお吉さんの前に置かれている着物は紫の大人っぽいものと、ピンクの女の子って感じの着物。あたしの目線が着物へ向いていると気づいたお吉さんは口を開いた。
「私が選んだ着物はこっちやさかい」
紫の着物はを指さしながら言うお吉さん。ということはピンクは土方さんが選んでくれたもの。
「お前ガキだからな。無駄に大人っぽいものよりこのくらいがいいんじゃねぇか?」
ガキとはなんだ、ガキとは。あたしが文句言ってやろうと口を開いたが、私より先に口を開いた人がいた。
「何言うてはりますの、土方さん。小梅ちゃんには大人っぽいものも似合いますよ」
そこから2人の口喧嘩が始まったのは言うまでもない。
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どれかの着物を着て帰ろうという話になり、また、口喧嘩が始まりそうだったので、あたしは自分で選んだ着物をお吉さんに着せてもらった。
そして今は土方さんにお披露目しようとしているところだ。
「…なんか阿呆なガキみたいだな」
そこらへんにあった棒で、すねに攻撃してやった。唸る土方さんを無視して、お吉さんにお礼を言い、来た道を戻ろうと歩き出した。
「ちょっと待て」
回復が早めの土方さん。次からはもっと強くやってやろう。
「寄るところがあるからついて来い」
「え!?ちょっ!」
あたしの返事も待たずにスタスタと歩いていく土方さんをあたしは急いで追いかけた。
