気付くと周りに近藤さんとか、沖田さん。原田さんに永倉さん。山南さんまで。
みんなが集まっていた。
そして平助君もあたしも準備が終わったところを確認した土方さんは言う。
「俺がとめに入ったら絶対に止めること。いいな!」
そしてあたしと平助君の勝負が始まった。
開始したとたん、詰め寄るあたし。先手必勝!と面を狙ったがさすがは新撰組。さらりと交わされ、逆に小手をとられそうになった。
だが、あたしもそれを避ける。
やっぱりすごい。
勝手にニヤツく顔。ずっと戦っていたい。
なかなか決着がつかず、長い時間が過ぎる。
だが、やはり男と女。
体力にはやはり差があった。
そしてあたしが少しだけ見せてしまった隙を平助君が見逃すはずがなかった。
やばい、面だ!守らなきゃ!
と思ったのもつかの間、面だと思ってできた胴の隙をつかれてしまい、
バシィィィン!といい音がなった。
「やめ!平助君の勝利!」
土方さんの合図で終わりを告げる試合。
あたしは面をとり、平助君に近寄った。
「すごい!すごい!本当楽しかった!でも悔しいからまた勝負してね!」
「俺もびっくりしたよ。ここまで小梅ちゃんが強いって思ってなかった。」
楽しく話す空気を破ったのはKYなあの人。
「約束だぞ。守れよ。」
「分かってますよーだ!防具脱ぐんで待っててくださいー!」
嫌みをたっぷり込める。
本当に話してもいいのかな…でもしょうがない。約束なんだから。
そして朝餉を食べた広間にみんなで集まった。
