「ああああのっ!!!あたし立花小梅です!よろしゅくお願いしゅます!」
ああああ!噛んだ!すごく噛んだ!どうしよう。もう恥ずかしいよ…
「あはははっ小梅さん面白いですね!」
笑い声のした方を見る。土方さんとか近藤さんにも思ったけど、新撰組ってイケメンが多い。
「あっ!ごめんなさい!僕、沖田総司です。よろしく!」
沖田総司。結核にかかって亡くなってしまう、一番隊隊長で剣の達人。
「どうも、初めまして小梅さん。私は山南圭助です。よろしくお願いします。」
山南さんって…確か、新撰組に不満を持って、脱走し、沖田さんに見つかり、切腹してしまうんだよね…すごく良い人そう。
「俺は永倉新八!ってか小梅ってべっぴんなのな!嫁にこいよ!」
「ちょっとぱっちゃん!何先に挨拶してんの!あ、小梅!俺は原田左之助だ。よろしくな!」
「ごめんね、小梅ちゃん。この人たちいつもこうなの。俺は藤堂平助!よろしく。」
なんだよ!っと取っ組み合いになりかけている永倉さん、原田さん、藤堂さん。あれだ、三馬鹿だ。
「うるせぇ!静かにしろ!」
土方さんの一喝に三馬鹿のみんなは黙り込む。
「おい、平助。お前は朝餉食ったら、小梅と剣で勝負だ。」
「え!?俺!?」
うろたえている様子の藤堂さん。確か藤堂さんと沖田さんが同い年なんだよね?でも沖田さんは年を2歳くらい誤魔化していたはずだから沖田さんが2歳しただっけな…
「よろしくお願いします!」
考えるのがめんどくさくなった私は藤堂さんにあいさつをした。
「おっおう…」
まだなんとなくうろたえている藤堂さんを無視して、お腹に朝餉を遠慮なく詰め込んだ。
