「は、なんだよそれ」

遊佐は優しい笑顔で私の頭を撫でてきた。

ああもう、それ反則。


先生「はーい、じゃあ会議はじめまーす」


それぞれ文化委員が席について静かになる。




「ね、ねぇ遊佐」

「ん?」

「あのね、」


真理ちゃんと・・・


そう口を開こうとした

けど、言葉がでてこなかった。

もし、本当にうまくいってたら
私はどんな顔すればいい?

どんな言葉をかければいいの?


「なんだよ?」

遊佐が不思議そうに私をみつめる。


「・・・やっぱり、なんでもない」

ききたくないよ。