ひとりじめ


「おい、瑠菜」

ごろごろしていると真上から誰かに呼ばれた

「剛!」

「お前いつまでもごろごろしてんなよな?」

情けないなぁといいながら私を起こす。

「やー私はまだ寝るのーーー」
「うるさいなぁ買い物付き合えよ」

どうやら今日の夕飯も一緒らしくて買い出しにいくらしい。

「今日は剛が作るの?」
「お前の好きなの作るから、だから来いよ」
「やったぁ!」

私は飛び起きて準備をはじめた。