ひとりじめ


「まっさかー!」

私はがばっと起き上がって
ぶんぶん頭をふった。


私が遊佐を好きとか

ありえないし!

あんな干物とか
ひどいことばっか言うし



『瑠菜』



ードキッ



名前を呼ばれただけで、


『顔真っ赤。』


どきどきして


顔が熱くなって。