ひとりじめ


荷物もまとめだす瑠菜。

「これ私がだしてくるから早く桃ちゃんとこ行きなよ。」

そういって瑠菜はいつも俺を先に帰らせる

けど、

今日はなんか寂しそうな、


「瑠菜!」

教室から出ようとしたのを引き止めた。
けど特に用はない。

なんで引き止めた?

「なに?」

瑠菜もきょとんとしている。

いや、なにもねぇけど、


あ!そうだ!


俺はカバンからあるものを取り出し、
それを瑠菜に投げた。

ーパシッ

「なにこれ・・・え、かわいー!」

瑠菜はブサイクなうさぎを握りしめて嬉しそうな顔をした。

やっぱりな、なんか好きそうな気がした。
俺は、これを見たときからずっと
瑠菜にやったら喜ぶかなとか

考えてたんだよなぁ。

「やるよ。好きだろ?そういうぶっさいくなの。」

俺は照れ隠しのつもりなのか
思い切りけなしてやった。

「はぁ?かわいいし!てか、くれるの?!やったぁ」

怒ったかと思えばまた笑顔になる


ほんと、


「ありがとう!」


飽きねぇーわ。


俺も自然と笑顔になったのが分かった。