ひとりじめ


結局、もう1人同じクラスの真理ちゃんが加わって5人になった。

「奇数だしもう1人だれかこないかなー。」


もう1人かぁ。
つい、ちらっと遊佐を見る。

ばち、っと目があってしまった。

「なんだよ。」
「べ、別に!」


「遊佐くん、呼ばない?」


真理ちゃんがポロッと言った


遊佐と、プール・・・

「なっなんであいつな訳!」

剛が断固反対とでも言いたそうな顔。

「や、だって、どうせ人数あれだしー。」
「他いるだろ!?」

「なになにーなんのはーなし?」

ひょこっと遊佐が輪に入ってきた。

「あのねー、夏休みプール行くんだけど、奇数だから1人探してるんだけど、行かない?」

真理ちゃんが心なしか上目使いしてるような気がする。

「俺人数合わせかよっ」
「別にやならいいけどー。」

私がツーンと言うと、


「瑠菜が来てほしそうだから行く。」


そう言って遊佐はくしゃっと笑って私の頭に手をポンと置いた。

「別に私何も言ってないし!」
「はいはい。」
「な、なに頭さわってんだよ!」

すかさず剛は遊佐の手をパシッとはらった。

ふと真理ちゃんをみると少し顔を赤くして下を向いていた。