ひとりじめ


「なにがまだ終わってないよ、遊佐だって早く帰っ「瑠菜。」

名前を呼んだ瞬間、ぴたりと動きが止まる。


俺は、こいつが

剛、とか
瑠菜、って

呼び合ってるのが気に食わなかった。

みるみるうちに”瑠菜”の顔が赤くなるのがよく分かった。

それも全部可愛くて。

「なっ、ななな」

動揺してるのも丸分かりで。




「瑠菜。」



もう一度呼んでみた。