*RIO*

文化祭が近ずくとクラス代表はすごくパシられる。

今日も放課後の教室に山下と2人で喫茶店で何がいるかを話し合っていた。

「えっとー、何がいるかな?」
「普通にコップとかジュースとか、ケーキの材料とか書いとけば?」

今日も多分桃が待ってるだろうから早く終わらせたい。

山下がペンを走らせる

コップ

ジュース なっちゃんとか オレンジとか

ケーキ



ん?手が止まった。

「おい、早く書けよ。」

「材料、ってなにがいるの?」

は?

「お前それくらい分かれよな、」
「だ、だって私料理とかしないし。ていうか家事なにもできないし。」

こいつ・・・。
俺は苦笑い。

「だから剛にいつもやってもらったり手伝えとか言われるんだよなぁ。」

・・・。

なんか、カチンときた。

「なんでそいつが手伝ったりしてんの?」

山下はきょとんとしていた。

「なんでって、私と剛は幼なじみで、家族同士も仲良くてよく家に行ったり来たりするの。」
「ふーん。」

そんな仲良かったんだ。
俺はぼーっと考え事をしていると、
山下が下から顔を覗き込んで

「遊佐?」

と言ってきた。




ヤバイ


可愛い。