「ったく、こいつは、」
布団をかぶせてやろうと、瑠菜の体を動かす。
「んーっまだ食べれるー！」
こいつ、何の夢見てんだ。
「まだ食べれるってば！！」
「うぉぉ！」
ガバッと瑠菜の手が伸びてきた。
こいつ、俺を食い物と間違えてるのかよ。
「ふふーっ離さないー」
瑠菜は俺の体をぎゅーと抱きしめて離さないらしい。
「おい瑠菜、寝ぼけてねぇで・・・」
顔を上げたとき、そこには瑠菜の顔がどアップ。
無防備な寝顔。
・・・勘弁してくれよ。
俺の理性が、俺の理性が！
くっそ可愛いじゃねぇかよ、
無防備すぎる。
