*RUNA*
ー私は嘘つきが嫌い。
信じていても、
大丈夫って思わせてくれる人じゃなきゃ。ー
「でねー?!きいてよたけるっっ」
お昼休み。私は幼なじみのたけると一緒にご飯を食べていた。
「わかったから。聞いてやるから、とりあえず口からご飯とんでるからこっち向くなよ。」
「あの遊佐莉央、なんていったと思う?!」
私は昨日、下駄箱でただ靴を履き替えてただけ。
だけだったのに、
あんな正面玄関で
堂々とちゅーしてるから、
びっくりして、ガタッとよろめいてしまった。
するとちゅーし終えた遊佐莉央が
『飢えてるからって見てんじゃねーよ。』