*TAKERU*

「ごちそうさまー。」

「いつもさんきゅーな、おばさん」
「いいのよ〜いつでもきてちょうだいね!」

ここは俺の家じゃなく、瑠菜の家。
でも、幼い頃からよく家に来てるし、
家族同士すごく仲もいい。

そのせいか、誰もが俺たちが
男と女、ということを忘れている。

「私部屋に戻るねーっ」

瑠菜はそそくさと自分の部屋へと戻る。

「あいつは手伝いもしねぇで。」
「ほんとに、あの子ったらー。」

俺は洗い物を手伝ってから、瑠菜の部屋に向かった。

ーガチャ

「おい瑠菜、お前手伝いもしねぇで・・・、」

瑠菜はベットに仰向けで、すっげぇあほみたいな顔をして寝ていた。