ひとりじめ


家に帰らなかったり、
タバコに手ぇだしたり、


俺は愛されてねぇのかなとか
ひとりぼっちなのかなとか

そんなとき、桃に会った。



『もうひとりじゃないよ。』



その一言で俺は救われた。

桃は小学校のくせして大人びていて
言うことも一人前だった。

桃の親はお互い浮気ばかりで
自分のことをほったらかしだったらしい。

そんな中、俺を見つけて
同じにおいを感じたんだろうな。



そこから、俺たちの関係ははじまった。