ひとりじめ


あの日から、確かに私と遊佐はよく話すようにもなった。

と言っても、ほとんど喧嘩。

ーある時は、

『よぅ、干物!』
『はぁ?干物?』
『男に飢えてるから、干物。』

\あははは!/←クラスの笑い声

ーある時は、

『遊佐くんっテストここ間違えちゃった!教えてくれない?』
『は?』
『あ、ごっめーん、遊佐くん、なんでもできるけど勉強だけは全然できないんだったねぇー』

\あははは!/←クラスの笑い声

ーある時は、

先生『2年B組のクラス代表委員決めたいんだが、立候補いるかー?』

『はーい山下さんがいいと思いまーす』
『はーい遊佐くんがいいと思いまーす』
(同時。)

先生『じゃあ2人で。』

\あははは!/←クラス男子
\きゃあーー!/←ファンクラブ悲鳴