百目鬼七瀬。
彼は、私の友人……どころか、会話を数回しただけの、ただのクラスメイト……です。
確か、有名な財閥の一人息子で、成績はいいし、運動はできるし、ルックスもよくて、学校中が注目するひと。
確かに、初めて見る私服姿は、それはもう格好いいもので。
けれど、私との接点といったら、繰り返すけれど同じクラスであることのみ。
そんな人が、そんな人が……。
……そうか、百目鬼くんは、私とデートするためにわざわざ家まで……。
……私と……デートするために………?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…