ダンッ。 「ひぇっ!?」 見ると、表情は一切変わらないものの、どこか怒りを滲ませた様子で、一際大きくドアを叩いていた。それはドア越しにも伝わるのか、微かに聞こえていた声が、驚きのこもったものに変わった。 さっきはどこか眠そうな声だったのに、一気に目が覚めたようだった。 「起きてるんじゃないですか!!中に入りますよ‼」 ーーーーさっきまでプライバシーがどうの、なんて言っていたのに。 まあ、彼女のことを知れるなら……。