紅い果実《BL》



「おーいクロエ、おまえにぴったりのやつがいるぞー。」

ハクイが暗闇から戻ってきた。

「ホントかよ。
もし違ってたら暴走してまた俺が殺さなきゃいけないんだからな。」

「へーへー、分かっておりますよー。」

最後にきたのは千年以上前だから…まあそんな隷属がいても不思議はないか。

「しかし、俺にぴったりってどういうこと?」

「ンー、ワケアリ物件。」

わけあり?

「俺がワケアリだっていいたいのか?w」

「それもある。」

あるんかい。

「あの扉の向こうだ。」

暗闇を歩いていると、扉が見えてきた。
その扉をハクイが開けると。