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目の前には理事長室と書かれた看板。

奇跡だ。

方向音痴の私が迷うことなく理事長室についた。

表現に出来ない喜びが溢れる。


よし!

入ろう!

ガチャ…

(あ…ノックするの忘れてた!まぁいいや)

夕『失礼します。今日転入してきた…グハッ!!』

理事長室の扉をあけた途端、何かがもう突進してきた。

?「会いたかったぞ~ゆ…グホッ!!」

(し…しまったぁ!ついいつもの癖で殴っちゃった汗あれ?今の声どこかで…)

夕『…く…苦じぃ』

?「おぉ!悪い悪い思わず抱きしめちゃった」

ったく、なんなんだよ。

と、思いながら理事長の顔を見た。

そこに立っていたのは、あたしがよく知っている人物だった。