Lost Memory















ドキンドキンと緊張の音がなる。
ようやく、大和くんの口が開いた。







「奏多の事、好きだろ」







大和くんの口から出たその言葉は、私の頭の中でリピートされた。






『え!?そ、そ、そんな訳ないじゃん!』






冷静に否定すればいいだけ。
それだけなのに、あまりにもいきなりすぎて上手く返せない。



それどころか顔に熱を帯びている。








「やっぱりな」




『…だから!ち、違うってば!だってほら、かなっ…黒崎くんには彼女が…』





「まあまあ落ち着けよ。隠さなくったって俺には分かるって」








大和くんは自信満々な顔で得意になっている。





恥ずかしい。
隠せない。






穴があったら入りたい。