私は、そうっと目を開く。 『なに?』 目の前にはいつもと変わらない奏多。 ふと、首元に違和感を感じて触れてみる。 『あ!ネックレス!?』 私がそう叫んだ瞬間、奏多の顔は一瞬にして照れくさい笑顔になった。 「壊しちゃったお詫び。大切な人にもらったって言ってたから代わりになんてならないかもだけど…」 こんなの、嬉しすぎる。 奏多から貰えたんだから、全然代わりになるに決まってる。 『もお……ありがとう、黒崎くん』