Lost Memory














全力で走って奏多の家の前に着いた。





だけど、すぐにインターホンを鳴らす訳ではない。







なんて言おう。
なんて言って謝ろう。






色々考えた。
門の前、インターホンの前で数分。







『よし、いざ出陣!』







インターホンを押そうとした、その時。







「白木?」




『えっ!?』







後ろから買い物帰りの奏多に声をかけられた。






『かっ…く、黒崎くん!』